今年初めの森林公園散策である。
例年この時期に早咲きの梅を尋ねにゆく。
先ずは、紅梅から開くようだ。
次いで、白梅。
どちらも、まだまだ盛りまでは遠そうであった。
この梅林は、梅の根元に福寿草も栽培されていて、ここを訪れる人に春らしさを一層感じさせるのだが、それが、梅林の丘の登り口に咲いていた。
咲いていたのは、たった一輪であった。
福寿草梅に遅速をあらそひて 泡六
福寿草望みはげみてひとつ咲く
ナンとも、芸の無い句であるが、そういうわけであった。
梅林へ向かう道は、幾通りかあるのだが、その一つの入り口にたった一輪、あとは一面、枯芝の園であった。
であるが、このたったひとつの花が、来園した人々をどれほど、ほっとさせるることか。
昨日は、そんなことのあった一日であったが、一方でコロナ感染者死者数が500人を越えたと報道された。
年齢的には、六十五歳以上がほとんどであると。