薺句帖

余生の洩らし言、「薺」とは、「なずな」あのペンペングサであります。誤字脱字の常習ゆえ、気になさる方にはお勧めできません。

ポタリング日和。

  

   初雲雀ペダルを踏むもやや軽し  泡六

 

 

 ふとしたことで脚力の衰えを感じることがちょっと続いた。

 多少は、その訓練になろうかと、穏やかに温い静かな昼前、自転車で少し走った。

 

 

  

 

 こんなところを、のんびり走った。

 風もなく、暖かく、ポタリング日和であった。

 ありふれた田園風景である、青む畑は、麦、枯地は休耕田。

 中を流れる川は、両岸に葭が生えているが、半ばは刈り取られている。

 この川に沿って走るのである。

 春は、もうすぐであるような気がしてくる。