薺句帖

余生の洩らし言、「薺」とは、「なずな」あのペンペングサであります。誤字脱字の常習ゆえ、気になさる方にはお勧めできません。

家庭菜園

彼岸過ぎに。

彼岸が過ぎてみると、連日の熱帯夜から解放されて、ぐっすりと眠れる。 そうして10月になっての初めの日は愚図ついた空模様でなんとなく家に足止めされたが、翌朝の今はよく晴れて光も溢れ、少し強めの風であるが、まごうことない秋の風だ。 何いはん今風…

西瓜・ゴーヤ

7月22日 午前は曇り、正午過ぎより晴れ間が見える。やや、過ごしやすい気温であった。 〇今日は、当地の祇園祭の最終日である。妻は趣味のサークル仲間となにやらのイベントで出かけた。 自分と云えば、毎年この祭りの時期には気分がどことなく高揚するよ…

海の日・西瓜の日焼け・茣蓙

7月17日 朝から炎天。 〇今日は「海の日」であるそうな。埼玉生まれの自分は、実を云うと海水浴というものを身を入れてしたことがない。基本的に「海」に恐怖を感じている。こどもを連れて世間並みの親面をしたくて海に連れて行ったが、波打ち際で波が寄…

大荒れの雷雨があった、翌日の朝の菜園のこと。

昨日は、荒々しく雷雨が襲ってきた。 横殴りの雹交じりの雨で窓の外は真っ白になって、隣家の庭木すら見えなくなった。 そんな雨の降り方は、ここしばらくなかったことだ。 そんなであるから菜園の様子が気がかりで、朝飯もそこそこに見に行った。 胡瓜、茄…

じゃがいもを掘った

数日前、じゃがいもを収穫した。 昨日が梅雨入りであったから、それ以前に掘り出すことだ出来た。 今年は、植え付けが遅かったせいもあるのか、やや小ぶりである。 それはそれでよい、夜店のジャガバタのような大きさは、普段の調理には使い勝手がよくないよ…

茄子胡瓜花盛り

畑から採れた夏野菜は、今のところピーマン四つ、胡瓜三本である胡瓜は、さっそく糠味噌にして食べてしまった。ピーマンは焼きそばに少し混ぜたが、あとは当座の使い道がなくて廃棄した。 それでも、いよいよ茄子と胡瓜は、花盛りになってきた。肝心の幹は両…

麦の熟れる頃

夫婦ともに70歳を迎えることができた。連れ添って40年を過ぎている。子供たちが先の日曜日、妻の古希の祝いをしてくれた。四国の旅は吾ら夫婦のイベントであったが、孫たちと家族全員が笑顔で集えたのはうれしいことであった。 そうして、また二人暮らし…

どうやら、妻から風邪が感染したようだ。 数日前から彼女は喉の痛み、痰、咳、倦怠感、微熱といった症状があって、市販の薬を飲んでいる。 そうして、昨日から自分にも咳、喉、だるさといった症状が出てきたように思う。 勿論、風邪だと云っているが、コロナ…

夏野菜を作る季節となった。

四月の下旬に入った。 夏野菜を作る準備にようやく腰をあげた。 今朝も畑に出た。 広さは、家庭菜園にしては贅沢と云えるほどの面積で、ちょと手間を要する。 夏野菜は、茄子胡瓜トマト西瓜万願寺鷹の爪ししとうオクラ南瓜レタス隠元ネギゴーヤ、これらが例…

「馬鈴薯植う」という季題。

じゃがいもの植え付け、やや遅めか。 じゃがいもの芽は、霜に当たるとよわってしまうので、遅霜を警戒して、桜が開花する頃に、芽が出るように蒔きなさいと言われている、今年はこの陽気で開花が早まるらしい、そんなこんなで、ようやく準備が終わって、明日…

畑で遊ぶ

畑に出た。 春耕のつもりに来しが畑遊び 泡六 雪解けで畑が潤っていることだろうと思って、久しぶりに鍬を担いで畑に出た。 北からの風はあったが、日が差しているので寒さはそこまではない。 大根を収穫した後を、鍬で耕す。ひとしきり鍬を振るうと、やはり…

畑仕事には良い日よりであった。

今日は、旧暦で云うと1月16日、満月である。 季題の季節感と現実の生活感の間のずれというのは、だれしも感じることであるが、本日は1月の16日であると思えば、納得がいくのである。 先ほどまで自宅の野菜畑ですごしていたのだが、陽気は冬うららという…

大根おろしがうまい。

めでたさは常の大根の白さかな 泡六 この句では、大根は、「だいこ」と読んでほしい。 家庭菜園の作物のスターは、夏は胡瓜に茄子、冬は大根と白菜ではないかと、思う。 どれも、色合いのきれいな野菜であるし、また、それぞれがおいしい漬物になる。 この他…

久しぶりの畑で。

炬燵からはいだして、畑の様子を覗きに出た。 五〇坪ほどの家庭茶園である。 今は、大根・菠薐草・小松菜・白菜そんなものが収穫できる。 老人二人が食べる糧としては、多すぎるのでご近所さんと配偶者の交友関係者に消化して頂く。 この時期は、とりたてて…

今年一年の邪気を祓うために

昨日から、寒の入り。 明日、松が明ける。 今朝は、七草。 その七草は、家庭菜園のいわば雑草である。 芹はもともと生えていないものの、残りの六種は摘んできたのだった。 香りけりむしり来し畔の薺は 泡六 七種に餅合わせ煮る母なりき