薺句帖

余生の洩らし言、「薺」とは、「なずな」あのペンペングサであります。誤字脱字の常習ゆえ、気になさる方にはお勧めできません。

老い

目薬を注すのが、どことなく怖いような

先週から風邪をひいたか、体調がよくなかった。咳と微熱がつづいていたのだが、なにやらしきりに目が痒い。誰かから風邪の症状で目をやられることあると聞いていたが、本当のようだと思った。痒さだけでなく、下の瞼に裏側、眼鏡側だが、熱く腫れぼったい、…

世の中はちろりに過る ちろりちろり   閑吟集49

今朝六時誕生月に目覚めけり 泡六 しばらく、休んだので、再開いたします。

床屋さんのおばちゃん

ここに転居して、30年以上が経った。 その間、行きつけにしていた床屋さんが開店休業中である、再開の予定はいまのところないのだ。 初期の頃は、当主のおじさんが調髪担当で、おかみさんはシャンプーと髭をあたる担当という分業体制であったが、いつの頃か…

風呂、老いのたのしみ

独身のアパート暮らしであった頃、銭湯というのはどうも落ち着けない気がして、必ず風呂付きの部屋を契約した。 ところが、無精者の自分は帰宅が不規則な事もあったが、毎晩風呂を沸かすことが酷く面倒に感じて、数日連続して風呂に入るのをサボったり、シャ…