薺句帖

余生の洩らし言、「薺」とは、「なずな」あのペンペングサであります。誤字脱字の常習ゆえ、気になさる方にはお勧めできません。

俳句

熊谷も連日の猛暑日。秋は遠い。入道雲の話

8月18日 朝曇りのち晴れ 最高気温36.5度 8月19日 晴れ、最高気温36.8度 8月20日 晴れ、最高気温36,7度 8月21日 晴れ、36度 8月22日 曇り、33度 〇連日の猛暑日。 不快なり。 秋暑し防衛装備品てふいかさまも 泡六 〇残暑と云…

上州尾島ねぷた

8月15日 夜間から明け方に雨音を聞く、その後は朝から雲の多い一日、颱風の余波の空模様、気温はやや過ごしやすく、風もあった。 〇お盆中であるので、家にいて静かに一日過ごそうと思っていたが、前日はこの悪天候で中止になった尾島のねぷたが本日は開…

迎え盆・うどん・「家」の姿

8月13日 晴れ・曇り・にわか雨、台風の影響空模様落ち着かず。 〇午前中、仏さんのお迎えをする準備。 日ごろは、リビングに置かれた小さな仏壇に、花と水と飯を供えて、日に一度手を合わせる。以前は昔ながらの盆飾りを模倣しようとあれこれしたが、この…

長瀞岩畳・一家総出の花火大会

8月11日 未明雨、後終日晴れ。最高気温35.0度。 〇娘夫婦とその子二人、つまり孫のリクエストで、長瀞辺まで遊びに行く。この暑い最中、爺にとっては迷惑千万なものであったが、バーバはこの上ない楽しみ、お供せざるをえない。 ブドウ狩りを希望であっ…

便秘・自己矛盾・朝の雷・お盆帰省・颱風

8月8日 曇りといえど真っ青な夏空あり。時折、台風の影響か、俄か雨が通る。雷鳴も。気温35.1度。立秋。 〇天気も落ち着かないが、自分もこのところの便通不調が気になって仕方ない。 年寄りが病院通いするのを、ちょっとしたことで行きすぎている、過…

十七文字、たこ焼を焼く、

8月7日 曇り後日中は晴れ。最高気温36.4度。空に白雲塊、四方に積乱雲。 〇午前、畑仕事、1時間が限界。 〇M図書館、しばらく俳句関連の本を読むのは止めおこう。 句と云うものは、17文字で完結させなければいけない、発句の約束だ。 語彙数にしてど…

人はそれぞれ・コインランドリー・雲の峰・原爆忌・蜻蛉の目

8月4日 晴、最高気温39.1度。やはり、39度は日差しが痛すぎる。 〇立派な新潟産西瓜をいただいた。その折のお言葉を思い出した。 「西瓜抱くため長生きしているよ」 いただいたのに、失礼だが、わからない。いろいろな人がいる。 8月5日 曇り後晴…

西瓜・老老介護

8月3日 快晴。最高気温38.2°最低気温25.3°。言葉がない。 〇西瓜をいただいた。日ごろ、菜園で出来過ぎた作物を差し上げている方からである。 出来過ぎて、始末に困るものを食べていただいているのだから、そういうことは困りますと拙妻は恐縮しな…

ディーン・ボーエン展、ベンチ、女学生

8月2日 快晴。 〇群馬県立近代美術館の「ディ―ン・ボーエン展 オーストラリアの大地とそこに生きるわたしたち」という展覧会へ。 行きつけの美術館、爺ちゃんに憂き世の風を忘れさせてくれるひと時を提供してくれる場所である。学生からサラーマンの時代は…

朝に雷鳴

8月1日、未明より、雷鳴が鳴りひびく。明るくなるころ、近くに落雷、驚愕して目が覚める。が、また寝てしまう。二度寝にありがちな寝坊。期待している雨はわずか。午前中は時折ばらばらと降ったが、午後からは晴れた。それでも、気温はこのところの暑さは…

命の危険・亭主の好物は桃

7月31日 快晴、夕刻、雷鳴が聞こえて、一雨欲しいと期待したが、つれなくどこかへ消えた。 31日月曜は、本州付近は高気圧に覆われて、強い日差しが気温をグングン押しあげました。15時30分までの最高気温全国1位は、埼玉県熊谷市で39.2℃と、40℃に迫る暑さ…

無花果の白い樹液

7月30日 快晴。39.1°(測定地は熊谷市です) 〇無花果、子供のころから食べていた。その頃、大抵の家の庭の片隅や家屋の西日の当たる日陰めいたところに、無花果が植えられていた。特に手入れなどせず、秋には枝を落としても、翌年には枝葉を茂らせて…

渇水・水を求めてさまよう・

7月29日 快晴。最高気温、38.2度。 〇午後2時、隣町の図書館へ行く。 エンジン始動時の車外温度計が、44度とあった。 図書館入館、少しの調べ物をして、それから、「蕪村全集」の書簡の巻を借り出した。そこで、来る途中で今日はこの町の夏祭り当…

夜明けの蝉・夕立は気配だけ・まどさんのセミ

7月26日 快晴猛暑。39度を越える。 〇朝5時ごろ、トイレに起きると、既に日の出は過ぎていて、家中に籠った昨晩からの熱気が襲ってくる。7月に入ると毎晩エアコンをかけて寝ているので、寝室から出たとたんに、むっわっと蒸し暑さがやってくる。 昭和…

物忘れ?・無花果・「君たちはどう生きるか」・素麺

7月24日 快晴。夏空がまぶしい。 〇車を使おうとしたら、キーがない。探すが見つからない。しまい忘れ、置き忘れ、三歩歩くと直前のことを忘れるというほぼ鶏の記憶力であので、妻の手前は平然を装うが内心は穏やかではない。 突然、妻が笑い出す。lineのチ…

朝顔が咲いた

7月20日 晴、やや湿度が下がったらしく、過ごしやすい。 ○鉢植えの朝顔が咲いた。 大輪ではないので、見た目はずいぶん温和しい感じの花になった。 清楚なというのが、第一印象であった。 昔から朝顔は庶民の花である。我らの庭にもふさわしい。 〇朝顔は…

気鬱

7月19日 曇り、やや気温落ち着く。 ○自室のエアコンが、昨年からカラカラと異音を立てていた、気に障る大きさであった、特に深夜は不快であった。ところが、今も音を立てているが、音が大分小さくなった。 昨日、フィルターを始めて洗った。設置したのは…

海の日・西瓜の日焼け・茣蓙

7月17日 朝から炎天。 〇今日は「海の日」であるそうな。埼玉生まれの自分は、実を云うと海水浴というものを身を入れてしたことがない。基本的に「海」に恐怖を感じている。こどもを連れて世間並みの親面をしたくて海に連れて行ったが、波打ち際で波が寄…

蟬の抜け殻

七月十三日 曇り 曇り空で、ちょっと涼しい。そこで、みっちりと畑仕事を、午前中に。いうまでもなく午後からは、蒸して不快。 昨日の北朝鮮の弾道ミサイルは、アメリカ全土に届くという。そうして、菜園作業中にオスプレイが上空を横切っていった、初めて見…

大荒れの雷雨があった、翌日の朝の菜園のこと。

昨日は、荒々しく雷雨が襲ってきた。 横殴りの雹交じりの雨で窓の外は真っ白になって、隣家の庭木すら見えなくなった。 そんな雨の降り方は、ここしばらくなかったことだ。 そんなであるから菜園の様子が気がかりで、朝飯もそこそこに見に行った。 胡瓜、茄…

今年もしょうぶ園を訪れた。

菖蒲園振る手招く手そこここに 泡六 群馬県伊勢崎市の赤堀しょうぶ園を今年も訪れた。 昨日のことだ。 ここは中世初期に開削された灌漑用水跡で、そこに平成になって菖蒲を栽培しはじめたという、現在はツワーの観光バスがやってくほどになったが、自分らが…

目薬を注すのが、どことなく怖いような

先週から風邪をひいたか、体調がよくなかった。咳と微熱がつづいていたのだが、なにやらしきりに目が痒い。誰かから風邪の症状で目をやられることあると聞いていたが、本当のようだと思った。痒さだけでなく、下の瞼に裏側、眼鏡側だが、熱く腫れぼったい、…

ナンジャモンジャの花

四月が終わる。 それがどうと云うことは無いのだが。 公園で、ナンジャモンジャの木に出会った。 ナンジャモンジャとは、正体不明の樹木であることを、そのままに命名した。名は体を表すというが、その言葉はこの木の場合にも通じるのか、通じないのか、ちら…

床屋さんのおばちゃん

ここに転居して、30年以上が経った。 その間、行きつけにしていた床屋さんが開店休業中である、再開の予定はいまのところないのだ。 初期の頃は、当主のおじさんが調髪担当で、おかみさんはシャンプーと髭をあたる担当という分業体制であったが、いつの頃か…

時間がすべてを解決してくれるという人もいた。

リタイヤして以来、「年度」という時間尺が意識されなくなった。だから今日で年度終りと思い起こしても、何の感想も浮かんでこない。 それは、ここでも何度か云っているかも知れないが、まさしく光陰は矢の如くであって、その矢のスピードか、年を追って加速…

桜だらけの風景

一滴の血も流さずに桜哉 泡六 希望は幸福な人にだけ花曇り 燃えるゴミ燃えないゴミも花明かり あなたまだそこでまってて夢見草 火の見より昼のサイレン花盛り 毎年、さくらさくらで、この頃は明け暮れている、そんなこの国はまったくへんてこな。

もしも桜のなかりせば、とか。

我が家の庭先に、正体不明の桜が咲く。ソメイヨシノには数日おくれて開花するのが常で、それに花びらは八重である。 この木は、妻が知人から頂いたもので、鉢植えであったが管理する方がいなくなったとかで。それを庭先に鉢から下ろしたのは、二〇年ほど前で…

ご近所の花を巡る

昨日は、日本中が侍ジャパンの応援団になってしまった。普段はプロ野球にも高校野球にさほどの興味関心を寄せてはいないが、それでも無関心ではいられない。結果はドラマチックに米国チームから勝利をおさめ、今朝になっても勝利の美酒の二日酔い状態である…

老いぼれ男子、厨房に立つ、悦ばしからずや。

リタイヤ生活に入るにあたって、妻との間に家事分担の話し合いがあった。結果は、三度の食事の調理にかぎり、夫である自分の役割ということで、決着した。 もともと、長年独身生活を送った経験があるので、炊事をすることに抵抗はなかったというのは、嘘だ、…

比企の森を歩く。

昨日は、ぽかぽか陽気に誘われて、武蔵丘陵森林公園を散歩した。 今月二度目、月初めは梅林を巡ったのだった。 あれから、10日余り経ったのだが、いよいよ春は足元にも樹上にもやってきていた。 さびかへる比企の沼辺のあまな哉 泡六 この国営森林公園は、比…