薺句帖

余生の洩らし言、「薺」とは、「なずな」あのペンペングサであります。誤字脱字の常習ゆえ、気になさる方にはお勧めできません。

朝に雷鳴

8月1日、未明より、雷鳴が鳴りひびく。明るくなるころ、近くに落雷、驚愕して目が覚める。が、また寝てしまう。二度寝にありがちな寝坊。期待している雨はわずか。午前中は時折ばらばらと降ったが、午後からは晴れた。それでも、気温はこのところの暑さは…

朝顔が咲いた

7月20日 晴、やや湿度が下がったらしく、過ごしやすい。 ○鉢植えの朝顔が咲いた。 大輪ではないので、見た目はずいぶん温和しい感じの花になった。 清楚なというのが、第一印象であった。 昔から朝顔は庶民の花である。我らの庭にもふさわしい。 〇朝顔は…

椋鳥・山百合・担々麺

7月14日 午前薄曇り、一時小雨。午後、ぼんやりとした晴れ、暑さはさほどではない。 〇昼、食後、追肥用の「ぼかし」を買いに。帰路、コンビニに立ち寄って、コーヒーを車中で飲んでいると、椋鳥の群れが駐車場の上をかすめるよう飛んだ。と、フロントガラ…

今年もしょうぶ園を訪れた。

菖蒲園振る手招く手そこここに 泡六 群馬県伊勢崎市の赤堀しょうぶ園を今年も訪れた。 昨日のことだ。 ここは中世初期に開削された灌漑用水跡で、そこに平成になって菖蒲を栽培しはじめたという、現在はツワーの観光バスがやってくほどになったが、自分らが…

茄子胡瓜花盛り

畑から採れた夏野菜は、今のところピーマン四つ、胡瓜三本である胡瓜は、さっそく糠味噌にして食べてしまった。ピーマンは焼きそばに少し混ぜたが、あとは当座の使い道がなくて廃棄した。 それでも、いよいよ茄子と胡瓜は、花盛りになってきた。肝心の幹は両…

ナンジャモンジャの花

四月が終わる。 それがどうと云うことは無いのだが。 公園で、ナンジャモンジャの木に出会った。 ナンジャモンジャとは、正体不明の樹木であることを、そのままに命名した。名は体を表すというが、その言葉はこの木の場合にも通じるのか、通じないのか、ちら…

夏野菜を作る季節となった。

四月の下旬に入った。 夏野菜を作る準備にようやく腰をあげた。 今朝も畑に出た。 広さは、家庭菜園にしては贅沢と云えるほどの面積で、ちょと手間を要する。 夏野菜は、茄子胡瓜トマト西瓜万願寺鷹の爪ししとうオクラ南瓜レタス隠元ネギゴーヤ、これらが例…

森を歩く

ひと月ぶりに森林公園をあるいた。 昨日のことだ。 気温は、初夏のようで上着は必要なかった。 森の様相は一変していて、新緑さへやや濃さを増していた。 この一か月で梅が散り、桜は終いとなっていたのだった。 沼の脇の山藤の房。 藤の香は彼の夜の人の名…

桜だらけの風景

一滴の血も流さずに桜哉 泡六 希望は幸福な人にだけ花曇り 燃えるゴミ燃えないゴミも花明かり あなたまだそこでまってて夢見草 火の見より昼のサイレン花盛り 毎年、さくらさくらで、この頃は明け暮れている、そんなこの国はまったくへんてこな。

もしも桜のなかりせば、とか。

我が家の庭先に、正体不明の桜が咲く。ソメイヨシノには数日おくれて開花するのが常で、それに花びらは八重である。 この木は、妻が知人から頂いたもので、鉢植えであったが管理する方がいなくなったとかで。それを庭先に鉢から下ろしたのは、二〇年ほど前で…

ご近所の花を巡る

昨日は、日本中が侍ジャパンの応援団になってしまった。普段はプロ野球にも高校野球にさほどの興味関心を寄せてはいないが、それでも無関心ではいられない。結果はドラマチックに米国チームから勝利をおさめ、今朝になっても勝利の美酒の二日酔い状態である…

比企の森を歩く。

昨日は、ぽかぽか陽気に誘われて、武蔵丘陵森林公園を散歩した。 今月二度目、月初めは梅林を巡ったのだった。 あれから、10日余り経ったのだが、いよいよ春は足元にも樹上にもやってきていた。 さびかへる比企の沼辺のあまな哉 泡六 この国営森林公園は、比…

武蔵丘陵の梅林で。

一昨日は、春麗というにふさわしい一日であった。 昼食を早めに済ませて、通いなれた森林公園へでかけた。 目当ては、今が盛りであるはずの梅林を歩いてみることだった。 梅は、紅梅も白梅も期待通りに咲いていて、花の香りもそよ風にのって揺蕩ごとしという…

オオイヌノフグリ

早春、まず真っ先にこの小さな花が咲く。 畑の片隅から。 薄ら寒い日の光を結晶させるように。 また、ある人は星のようだとも。 眼開けばオオイヌノフグリとお前 泡六

それぞれのペースで生きる

梅が香の届かぬ方へ妻の影 泡六 夫婦して外出するするのは、日常のことである。二人して旅にもゆく。 いまさらにいうのもなんだが、不仲というわけでない。 しかし、微妙に世間のご夫婦と異なるのは、ふたりして肩を並べて睦まじそうに歩くというようなこと…

「事始め」の日であったこと。

今日は、「事始め」と日めくりカレンダーにあった。 「事始め」とは、文字通り事の始めと思って、さて今日は畑に出て、ちょっと気が早いがじゃがいもを植える準備でも始めようかと思いついたのであるが、実はこれは早とちりであった。 2月8日は「事始め」で…

岩波文庫「常山紀談 上中下」1988年4月7日第三刷。

BOOK・OFFに立寄るのは、年に数回程度になった。 昔はよい意味で荒っぽい商いをしていて、これはと目を見張るようなものが、100円で売られいた。 いつのころからか、いかにもリサイクルショップの大規模なチェーンらしく体裁が整えられて、つまらなくなっ…

上手く年をとることは、本当に難しい。

煩脳に首を獲られて寒椿 泡六 それでも、救いの手をさしのべてくださるか。

髭と爪だけは、変わりなくよく伸びる。

自分が、経年劣化している、これを押しとどめることはできない。 心身の内の「身」の方が老化するのは、もしかすると適切な健康管理と運動などで、劣化の進行を抑制することができるかも知れない。(あくまで可能性の話で、定期健康診断さえ面倒臭がって、こ…

山茶花山茶花咲いた朝・・・・。

我が家の南にある垣根は山茶花である。 殺風景になりがちなこの季節に、山茶花の花はいいものだ。 南に植えてあるといっても、太陽の位置が低い冬の間は、隣家の影になりやすくて、日が差すのは数時間でしかない。 したがって、周辺の家々の山茶花より開花が…

武蔵丘陵森林公園の梅林を歩く

今年初めの森林公園散策である。 例年この時期に早咲きの梅を尋ねにゆく。 先ずは、紅梅から開くようだ。 次いで、白梅。 どちらも、まだまだ盛りまでは遠そうであった。 この梅林は、梅の根元に福寿草も栽培されていて、ここを訪れる人に春らしさを一層感じ…