薺句帖

余生の洩らし言、「薺」とは、「なずな」あのペンペングサであります。誤字脱字の常習ゆえ、気になさる方にはお勧めできません。

生きもの

蟬の抜け殻

七月十三日 曇り 曇り空で、ちょっと涼しい。そこで、みっちりと畑仕事を、午前中に。いうまでもなく午後からは、蒸して不快。 昨日の北朝鮮の弾道ミサイルは、アメリカ全土に届くという。そうして、菜園作業中にオスプレイが上空を横切っていった、初めて見…

枯れ葭に隠れて川が流れている。

昨日、今日と、ほぼ同時刻に散歩に出た。 連日、赤城も男体も、浅間も、間近く見えた。 散歩コースのB沼公園を水源とする川が、利根川支流へと流れて行く。 細い川であるが、両岸は葭に蔽われている。 枯れきった葭の繁りに、小さな鴨たちが身を隠し、憩って…

久しぶりの畑で。

炬燵からはいだして、畑の様子を覗きに出た。 五〇坪ほどの家庭茶園である。 今は、大根・菠薐草・小松菜・白菜そんなものが収穫できる。 老人二人が食べる糧としては、多すぎるのでご近所さんと配偶者の交友関係者に消化して頂く。 この時期は、とりたてて…

川に沿って歩いた

昨日、寒の入りであった。 それでいて、よく晴れた今日の午後、堤の上は暖かだった。 とはいえ、寒さに備えた身支度のせいでもあるのだが。 川は、利根川水系の一級河川。堤上からは赤城、春名、妙義、浅間、武甲、男体、関東上州を取り巻く山々と、時による…

鵯(ヒヨドリ)は、旅へ出たのか。

庭先の垣根に山茶花が今も咲いている。 花は赤、時折この花びらを啄んでいるヒヨドリを見かけた。 その内側に、人の背丈ほどのウツギが植えてある、その冬枯れ枝に、干からびた林檎が突刺してある。 これが、奇妙なのだ。 なぜに変かというと例年の寒の入り…