薺句帖

余生の洩らし言、「薺」とは、「なずな」あのペンペングサであります。誤字脱字の常習ゆえ、気になさる方にはお勧めできません。

蕗の蕾は、紫の包をかぶっている。

 スーパーの店頭などでは、とっくに蕗の薹は出回っているにだろうが、自分の畑では、蕗の芽が地面から湧いて出てきて、そうは日時が経ってはいない。

 春は、まだまだ浅いのである。 

  

 そこで、次の句が、下ネタの気配がありますが、そういうつもりは微塵もありませぬ。「包」とは、蕾を包むように変形した葉でございます。

 

 

 

     いましばし包被りなり蕗の薹  泡六