薺句帖

余生の洩らし言、「薺」とは、「なずな」あのペンペングサであります。誤字脱字の常習ゆえ、気になさる方にはお勧めできません。

二〇二三年元日に。

 本日より、ブログ句日記といものを、はじめます。

 句作りはずぶの素人につき、お目に触れても笑ってお忘れください。

 以後、よしなに。

 

 

 白髪髭削りて今朝の雑煮椀  泡六

 

 

 外出時でのお決まり、マスク生活になれて、生来ずぼらの性癖ゆえ髭剃りの習慣が遠のいていたのをそのままに、年を越し、今朝元旦の鏡の中の己の姿に向き合うに、その余りの爺むささ、すっかり嫌気をさして、とりあえず髭だけ剃った。

 使い古しの切れ味鈍ったひげ剃りでごりごりとやると、鼻の下が赤みを帯びるので、あわてて手近のあった乳液を塗ってみれば、甘ったるい匂いが鼻孔に満ちてきて頭がくらくらしたのだが、しばらくすると赤味が消えた。

 

 

 無精髭五ミリ六ミリ去年今年  同