薺句帖

余生の洩らし言、「薺」とは、「なずな」あのペンペングサであります。誤字脱字の常習ゆえ、気になさる方にはお勧めできません。

風強く快晴の二日

 

 北風が窓を揺るがせているのだが、空は秘色色(ひそくいろ)に静まり、南の窓からは透明な日光が差し込んでいる。

 その日は暖かで、右の頬はちりちと刺激されている。

 

 

 心棒の「心」とはいづく二日かな  泡六

 

 

 今年も、虚しく空回りするのだろう。