薺句帖

余生の洩らし言、「薺」とは、「なずな」あのペンペングサであります。誤字脱字の常習ゆえ、気になさる方にはお勧めできません。

年頭

 

〇 2024年一月一日・月  晴れ、朝方風強し。元日にしては、日中は10℃を越えてやや過ごし易かった。

〇 暮れから娘夫婦帰省。仕事始めが3日だというので今夕帰って行った。孫達とたっぷり遊んだ。

〇 昼食後、隣町のお寺に初詣に行った。その帰り道、能登半島震源とした地震に遭遇した。日本海沿岸は、津波に現時点でも厳重警戒中である。能登では、余震が続いている。当地は、関東平野の中央部であるので震度3。たまたま元日から営業するスーパーを見つけて、ちょっとした買いもの中であった。揺れる時間が長く感じられた。スーパーの従業員さんがお買い物中の商品を店内に置いて、外に避難してくださいと、誘導を始めたが、馴れていないらしく呼びかけの声が小さかった。でも、そういうものだろう、従業員さん元日からの勤務、お疲れさまです。

〇 老いて益々悲観的にしか世の中を見られなくなってきたので、この地震によって今年の先行きに暗澹たる想いがつのる。

〇散歩、沼に鴨がやってきてる。陸に上がって休むものが多い中、水面に丸まって浮いているのも少なくない。てっきり寝ているのかと思ったが、画像で見ると、目を見開いている。寝たふりしているのか、油断なく何かを警戒しているのか。その姿が、親しく感じられた。

 自分なら、水上は冷たそうであるし、第一泳ぎには自信がないので、できるなら日当たりのよい丘の上で、丸まっていたい。

 

元旦や「丘上の馬鹿」あらまほし  泡六