薺句帖

余生の洩らし言、「薺」とは、「なずな」あのペンペングサであります。誤字脱字の常習ゆえ、気になさる方にはお勧めできません。

梅の花が咲いた。

 旧暦で云うと、今月一〇日が元旦であるから、今日は正月三日にあたる。

 「梅香る新春」というイメージは、年賀状のデザインによくある。梅は早春に咲くので、そういうことになるのだろう。

 実際、旧暦社会であったなら今頃から梅の花見の季節になるのだから、新年の時候の挨拶にはもってこいだったろう。

 

 旧暦の明治5年12月3日を新暦明治6年1月1日に変更して、日本は新暦に改まったわけだが、そのことで人々の間に混乱のようなことは起きなかったのだろうか。その間の事情を、聞いたことがないが、なにやらいろいろあったような気がする。知っている人がいたら、聞きたいものだ。

 

 ともあれ、まことに梅が見頃になってきた。

 自分は、武蔵丘陵森林公園の梅園には、毎年出かけ行く。

 すでに一週間ほど前に覗いてきた、また今月の中頃に行ってみようと思っている。

 

武蔵丘陵森林公園・梅園

 

 

 

白梅のあと紅梅の深空あり 飯田龍太

 

 句はそういうが、先ず紅梅から咲き始め、白梅はそれに続くというのが、順番のような気がする。

 この句はそういうことではなく、梅園をぶらぶらと見物してたときの印象で、白梅を見た後に紅梅に出会うと、碧い空の深さが一層感じられるということかもしれない。確かに、梅の枝越しにみえる春の青空は、清らかに見えるのだ。さすがなものだ。

 

これでは、自分のへぼな句など、・・・・・、トホホだ。

 

 

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