薺句帖

余生の洩らし言、「薺」とは、「なずな」あのペンペングサであります。誤字脱字の常習ゆえ、気になさる方にはお勧めできません。

2023-01-01から1年間の記事一覧

朝顔が咲いた

7月20日 晴、やや湿度が下がったらしく、過ごしやすい。 ○鉢植えの朝顔が咲いた。 大輪ではないので、見た目はずいぶん温和しい感じの花になった。 清楚なというのが、第一印象であった。 昔から朝顔は庶民の花である。我らの庭にもふさわしい。 〇朝顔は…

気鬱

7月19日 曇り、やや気温落ち着く。 ○自室のエアコンが、昨年からカラカラと異音を立てていた、気に障る大きさであった、特に深夜は不快であった。ところが、今も音を立てているが、音が大分小さくなった。 昨日、フィルターを始めて洗った。設置したのは…

海の日・西瓜の日焼け・茣蓙

7月17日 朝から炎天。 〇今日は「海の日」であるそうな。埼玉生まれの自分は、実を云うと海水浴というものを身を入れてしたことがない。基本的に「海」に恐怖を感じている。こどもを連れて世間並みの親面をしたくて海に連れて行ったが、波打ち際で波が寄…

椋鳥・山百合・担々麺

7月14日 午前薄曇り、一時小雨。午後、ぼんやりとした晴れ、暑さはさほどではない。 〇昼、食後、追肥用の「ぼかし」を買いに。帰路、コンビニに立ち寄って、コーヒーを車中で飲んでいると、椋鳥の群れが駐車場の上をかすめるよう飛んだ。と、フロントガラ…

蟬の抜け殻

七月十三日 曇り 曇り空で、ちょっと涼しい。そこで、みっちりと畑仕事を、午前中に。いうまでもなく午後からは、蒸して不快。 昨日の北朝鮮の弾道ミサイルは、アメリカ全土に届くという。そうして、菜園作業中にオスプレイが上空を横切っていった、初めて見…

大荒れの雷雨があった、翌日の朝の菜園のこと。

昨日は、荒々しく雷雨が襲ってきた。 横殴りの雹交じりの雨で窓の外は真っ白になって、隣家の庭木すら見えなくなった。 そんな雨の降り方は、ここしばらくなかったことだ。 そんなであるから菜園の様子が気がかりで、朝飯もそこそこに見に行った。 胡瓜、茄…

じゃがいもを掘った

数日前、じゃがいもを収穫した。 昨日が梅雨入りであったから、それ以前に掘り出すことだ出来た。 今年は、植え付けが遅かったせいもあるのか、やや小ぶりである。 それはそれでよい、夜店のジャガバタのような大きさは、普段の調理には使い勝手がよくないよ…

今年もしょうぶ園を訪れた。

菖蒲園振る手招く手そこここに 泡六 群馬県伊勢崎市の赤堀しょうぶ園を今年も訪れた。 昨日のことだ。 ここは中世初期に開削された灌漑用水跡で、そこに平成になって菖蒲を栽培しはじめたという、現在はツワーの観光バスがやってくほどになったが、自分らが…

茄子胡瓜花盛り

畑から採れた夏野菜は、今のところピーマン四つ、胡瓜三本である胡瓜は、さっそく糠味噌にして食べてしまった。ピーマンは焼きそばに少し混ぜたが、あとは当座の使い道がなくて廃棄した。 それでも、いよいよ茄子と胡瓜は、花盛りになってきた。肝心の幹は両…

六月の小望月

昨晩はあんなに酷かったのに、今夜は小望月が明るく昇っている。 十四日月を、小望月といっても、待宵月と呼んでも、秋の季題である。 六月の今夜の月は、入梅前の月であるから、ただの「月」なのだろうか。 それにしても、台風一過の月夜である。爽やかな夜…

目薬を注すのが、どことなく怖いような

先週から風邪をひいたか、体調がよくなかった。咳と微熱がつづいていたのだが、なにやらしきりに目が痒い。誰かから風邪の症状で目をやられることあると聞いていたが、本当のようだと思った。痒さだけでなく、下の瞼に裏側、眼鏡側だが、熱く腫れぼったい、…

世の中はちろりに過る ちろりちろり   閑吟集49

今朝六時誕生月に目覚めけり 泡六 しばらく、休んだので、再開いたします。

麦の熟れる頃

夫婦ともに70歳を迎えることができた。連れ添って40年を過ぎている。子供たちが先の日曜日、妻の古希の祝いをしてくれた。四国の旅は吾ら夫婦のイベントであったが、孫たちと家族全員が笑顔で集えたのはうれしいことであった。 そうして、また二人暮らし…

初夏の森を歩いた。

昨日今日と、夏の陽気だ。 今日は、菜園作業で汗をたっぷり流した、途中頭がくらくらすような感じがして、少し慌てた。 昨日は、風があってすぶんと過ごしやすかったので、初夏の森を歩きたくなって、半月ぶりに深林公園へでかけた。 新緑といえる時期は過ぎ…

四国へ行ってみた。

数年前に、自分が古希を迎えるのでというわけでもなったが、美濃と飛騨の円空仏を観に出かけた。 今度は、連れ合いの片割れである古女房のそれで四国に行ってみたのだった。この年になると、急な状況の変化に対しての即応力が衰えて来るので、何事によらず冒…

どうやら、妻から風邪が感染したようだ。 数日前から彼女は喉の痛み、痰、咳、倦怠感、微熱といった症状があって、市販の薬を飲んでいる。 そうして、昨日から自分にも咳、喉、だるさといった症状が出てきたように思う。 勿論、風邪だと云っているが、コロナ…

ナンジャモンジャの花

四月が終わる。 それがどうと云うことは無いのだが。 公園で、ナンジャモンジャの木に出会った。 ナンジャモンジャとは、正体不明の樹木であることを、そのままに命名した。名は体を表すというが、その言葉はこの木の場合にも通じるのか、通じないのか、ちら…

夏野菜を作る季節となった。

四月の下旬に入った。 夏野菜を作る準備にようやく腰をあげた。 今朝も畑に出た。 広さは、家庭菜園にしては贅沢と云えるほどの面積で、ちょと手間を要する。 夏野菜は、茄子胡瓜トマト西瓜万願寺鷹の爪ししとうオクラ南瓜レタス隠元ネギゴーヤ、これらが例…

森を歩く

ひと月ぶりに森林公園をあるいた。 昨日のことだ。 気温は、初夏のようで上着は必要なかった。 森の様相は一変していて、新緑さへやや濃さを増していた。 この一か月で梅が散り、桜は終いとなっていたのだった。 沼の脇の山藤の房。 藤の香は彼の夜の人の名…

床屋さんのおばちゃん

ここに転居して、30年以上が経った。 その間、行きつけにしていた床屋さんが開店休業中である、再開の予定はいまのところないのだ。 初期の頃は、当主のおじさんが調髪担当で、おかみさんはシャンプーと髭をあたる担当という分業体制であったが、いつの頃か…

時間がすべてを解決してくれるという人もいた。

リタイヤして以来、「年度」という時間尺が意識されなくなった。だから今日で年度終りと思い起こしても、何の感想も浮かんでこない。 それは、ここでも何度か云っているかも知れないが、まさしく光陰は矢の如くであって、その矢のスピードか、年を追って加速…

桜だらけの風景

一滴の血も流さずに桜哉 泡六 希望は幸福な人にだけ花曇り 燃えるゴミ燃えないゴミも花明かり あなたまだそこでまってて夢見草 火の見より昼のサイレン花盛り 毎年、さくらさくらで、この頃は明け暮れている、そんなこの国はまったくへんてこな。

もしも桜のなかりせば、とか。

我が家の庭先に、正体不明の桜が咲く。ソメイヨシノには数日おくれて開花するのが常で、それに花びらは八重である。 この木は、妻が知人から頂いたもので、鉢植えであったが管理する方がいなくなったとかで。それを庭先に鉢から下ろしたのは、二〇年ほど前で…

ご近所の花を巡る

昨日は、日本中が侍ジャパンの応援団になってしまった。普段はプロ野球にも高校野球にさほどの興味関心を寄せてはいないが、それでも無関心ではいられない。結果はドラマチックに米国チームから勝利をおさめ、今朝になっても勝利の美酒の二日酔い状態である…

老いぼれ男子、厨房に立つ、悦ばしからずや。

リタイヤ生活に入るにあたって、妻との間に家事分担の話し合いがあった。結果は、三度の食事の調理にかぎり、夫である自分の役割ということで、決着した。 もともと、長年独身生活を送った経験があるので、炊事をすることに抵抗はなかったというのは、嘘だ、…

比企の森を歩く。

昨日は、ぽかぽか陽気に誘われて、武蔵丘陵森林公園を散歩した。 今月二度目、月初めは梅林を巡ったのだった。 あれから、10日余り経ったのだが、いよいよ春は足元にも樹上にもやってきていた。 さびかへる比企の沼辺のあまな哉 泡六 この国営森林公園は、比…

超特急寿司

昨夜から孫連れで息子がやって来て、先ほど夕飯を食べて帰って行った。 ジジババは、二人の孫の悪ふざけに付き合って、楽しんだわけだ。息子は息子で実家で一息つけたというわけである。 あれから12年経って、こんな一日を過ごせたは、なんとも申し訳ない…

「馬鈴薯植う」という季題。

じゃがいもの植え付け、やや遅めか。 じゃがいもの芽は、霜に当たるとよわってしまうので、遅霜を警戒して、桜が開花する頃に、芽が出るように蒔きなさいと言われている、今年はこの陽気で開花が早まるらしい、そんなこんなで、ようやく準備が終わって、明日…

読書の春がやってきたような気がする。

何事にも、「波」というのはありがちで、いつまでも好調とか永遠に不調というのは、ないこともないが、大抵は交互にくるような気がする。そうでなければ、浮世は不公平極まりないものになる。まさしく祇園精舎の鐘の音であって、盛者必滅の理から逃れること…

武蔵丘陵の梅林で。

一昨日は、春麗というにふさわしい一日であった。 昼食を早めに済ませて、通いなれた森林公園へでかけた。 目当ては、今が盛りであるはずの梅林を歩いてみることだった。 梅は、紅梅も白梅も期待通りに咲いていて、花の香りもそよ風にのって揺蕩ごとしという…